標本分布 No.10統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)

難易度:標準 知識問題

正規母集団から大きさ nn の標本をとり、標本平均を Xˉ\bar{X}、不偏分散の正の平方根を SS とすると、T=Xˉ−μS/nT=\dfrac{\bar{X}-\mu}{S/\sqrt{n}} は自由度 n−1n-1 の tt 分布に従う。tt 分布の性質に関する記述として正しいものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。

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正解:2

tt 分布は 0 を中心に左右対称で、標準正規分布より裾が重い(0 から離れた値が出やすい)。これは未知の σ\sigma を SS で置き換えたことによる不確かさを反映している。自由度が大きくなると SS が σ\sigma に近づくため、tt 分布は標準正規分布に近づく。付表でも、例えば上側 5% 点は t0.05(5)=2.015t_{0.05}(5)=2.015、t0.05(30)=1.697t_{0.05}(30)=1.697 と自由度とともに小さくなり、z0.05=1.645z_{0.05}=1.645 に近づく。

誤答の選択肢について

  • 1 逆です。tt 分布の裾は標準正規分布より重くなります。
  • 3 上側 5% 点は自由度が大きくなるほど小さくなり、1.6451.645 に近づきます。
  • 4 tt 分布は 0 を中心に左右対称です。右に裾が長いのは χ2\chi^2 分布や FF 分布です。
  • 5 SS で置き換えるのは母分散が未知のときです。既知なら σ\sigma を使って標準正規分布で考えます。

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