データの収集と標本調査 No.10統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)

難易度:標準 計算問題 付表を別タブで開く

ある専門学校の学生 500 人の中から、非復元の単純無作為抽出で 100 人を選び、1 週間の自宅学習時間を調べる。母集団における学習時間の標準偏差 SS は、過去の調査から 12 時間とみなせるものとする。有限母集団修正を考慮したとき、標本平均の標準誤差(時間)として最も近いものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。

正解と解説を見る

正解:3

非復元の単純無作為抽出では、標本平均の分散に有限母集団修正 (1−n/N)(1-n/N) が掛かる。

SE(yˉ)=(1−nN)S2n=(1−100500)×144100=0.8×1.44=1.152≈1.07\mathrm{SE}(\bar y)=\sqrt{\left(1-\frac{n}{N}\right)\frac{S^2}{n}}=\sqrt{\left(1-\frac{100}{500}\right)\times\frac{144}{100}}=\sqrt{0.8\times1.44}=\sqrt{1.152}\approx1.07

抽出率 n/N=0.2n/N=0.2 が大きいほど、母集団の大部分を調べていることになり、標準誤差は修正なしの値 S/n=1.2S/\sqrt n=1.2 より小さくなる。

誤答の選択肢について

  • 1 1−n/N1-n/N の代わりに抽出率 n/N=0.2n/N=0.2 を掛けています(0.2×1.44≈0.54\sqrt{0.2\times1.44}\approx0.54)。
  • 2 修正項を平方根の外で掛けています(0.8×12/100=0.960.8\times12/\sqrt{100}=0.96)。0.8\sqrt{0.8} を掛けるのが正しい形です。
  • 4 平方根をとる前の分散 1.1521.152 のままです。
  • 5 有限母集団修正を忘れています(12/100=1.212/\sqrt{100}=1.2)。

続けて解く