検定 No.10統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)
ある研究者が、新しい練習方法によって 100 m 走のタイムの母平均が変化するかを調べるため、帰無仮説 :「母平均は従来と変わらない」、対立仮説 :「母平均は従来と異なる」として両側の 検定を行った。その結果、検定統計量はタイムが短くなる向きの値となり、 値は 0.03 であった。
この結果の解釈として正しいものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。
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正解:1
値は「 が正しいと仮定したとき、得られた検定統計量と同じかそれ以上に極端な値が出る確率」である。
- なので有意水準 5% では棄却され、 なので有意水準 1% では棄却されない。よって 1 が正しい。
- 値は や が正しい確率ではない(2, 3 は誤り)。
- 検定統計量の向きと対立仮説の向きが一致する片側検定では、片側の裾だけを考えるので 値は両側の半分の 0.015 になる(4 は誤り)。
- 有意かどうかは差の大きさ(効果の実質的な大きさ)を表さない。標本が大きければ小さな差でも有意になる(5 は誤り)。
誤答の選択肢について
- 2 値は が正しいと仮定したうえで計算する確率であり、 が正しい確率ではありません。
- 3 は が正しい確率ではありません。頻度論の検定では仮説そのものに確率は与えません。
- 4 検定統計量の向きと対立仮説の向きが一致しているので、片側 値は両側の半分の 0.015 になります。2 倍ではありません。
- 5 統計的に有意であることと、差が実用上大きいことは別です。効果の大きさは差の推定値や信頼区間で判断します。