相関・回帰 No.8統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)

難易度:難 計算問題 付表を別タブで開く

ある飲食チェーンで、店舗ごとの月間来店者数 yy(人)と、その月に配布したクーポンの種類数 xx との関係を調べ、次の回帰モデルを推定した(log⁡\log は自然対数)。

log⁡y=6.8+0.2x\log y=6.8+0.2x

このモデルに基づくと、クーポンの種類数を 2 増やしたとき、来店者数の予測値は何 % 増加するか。近似式ではなく正確な変化率を求めるものとし、必要なら e0.4=1.492e^{0.4}=1.492 を用いよ。最も近いものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。

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正解:4

xx が 2 増えると log⁡y\log y の予測値は 0.2×2=0.40.2\times2=0.4 増える。対数の差は比の対数なので

y^後y^前=e0.4=1.492\frac{\hat{y}_{\text{後}}}{\hat{y}_{\text{前}}}=e^{0.4}=1.492

したがって増加率は (1.492−1)×100=49.2%(1.492-1)\times100=49.2\% である。

「係数 × 100 %」という読み方(0.2×2×100=40%0.2\times2\times100=40\%)は係数が小さいときの近似で、b Δx=0.4b\,\Delta x=0.4 のように大きいと実際の変化率とのずれが大きくなる。

誤答の選択肢について

  • 1 xx が 1 増えたときの近似値(0.2×1000.2\times100)で、増加量 2 も反映していません。
  • 2 xx が 1 増えたときの正確な変化率 (e0.2−1)×100(e^{0.2}-1)\times100 です。増加量は 2 です。
  • 3 b Δx×100b\,\Delta x\times100 の近似値です。b Δx=0.4b\,\Delta x=0.4 と大きいため、正確な値 49.2%49.2\% とは差があります。
  • 5 比 e0.4=1.492e^{0.4}=1.492 をそのまま % にしています。変化率は比から 1 を引いたものです。

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