データの収集と標本調査 No.3統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)
あるオンライン英会話サービスは「受講を 1 年以上続けると英語力が伸びる」ことを示そうとして、現在も契約を継続している受講者のうち受講期間が 1 年以上の人だけを対象にアンケートを行った。対象者全員から回答を得た結果、9 割が「英語力が伸びた」と回答した。一方、途中で受講をやめた人は調査対象に含まれていない。この調査結果に最も強く影響していると考えられる偏りとして適切なものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。
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正解:5
効果を感じられずに途中でやめた人は調査対象から除かれ、「続けられた人」=効果を感じやすかった人だけが残っている。このように、ある選別を生き残ったものだけを観察することで結果が良い方向に偏る現象を生存者バイアスという(選択バイアスの一種)。
本来は、受講を開始した人全体(途中でやめた人を含む)を追跡して評価する必要がある。
誤答の選択肢について
- 1 無回答バイアスは、調査対象に選ばれた人のうち回答しなかった人と回答した人の性質が異なることによる偏りである。ここでの問題は、やめた人がそもそも調査対象に入っていないことである。
- 2 偶然誤差は方向をもたないばらつきであり、結果を一方向に大きく偏らせる主因ではない。
- 3 標本の大きさを増やしても、継続者だけを調べる限り偏りは解消しない。標本誤差の問題ではない。
- 4 調査員の聞き方の違いは測定段階で生じる誤差であり、調査対象の選び方による偏りではありません。