データの収集と標本調査 No.4統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)
ある農業試験場で、新しい肥料 A と従来の肥料 B の収量を比較する実験を行うことにした。試験圃場には日当たりや水はけの異なる場所が混在しているため、圃場を条件の似た 6 つのブロックに分け、各ブロックの中に肥料 A と肥料 B の区画を 1 つずつ設けた。ブロックに分けることによって、場所による条件の違いが肥料の比較に紛れ込むのを抑えようとするこの工夫は、フィッシャーの 3 原則のうちどれに当たるか。正しいものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。
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正解:4
フィッシャーの 3 原則は 反復・無作為化・局所管理 である。
- 反復:同じ処理を複数の実験単位に行い、誤差の大きさを評価できるようにする。
- 無作為化:処理の割り付けを無作為に行い、制御できない要因の影響を偏らせないようにする。
- 局所管理:条件の似た実験単位をまとめたブロックを作り、その中で処理を比較することで、ブロック間の差を比較から取り除き精度を上げる。
本問の「条件の似たブロックに分けて、その中で A と B を比べる」は局所管理(乱塊法の考え方)に当たる。
誤答の選択肢について
- 1 無作為化は、ブロック内でどちらの区画に A を割り付けるかを乱数で決めるといった手続きを指す。ブロック分けそのものの狙いではない。
- 2 反復は同じ処理を複数回行うことであり、6 ブロックで比較を繰り返す点は関係するが、場所の違いを比較から除く工夫そのものではない。
- 3 盲検化は割り付けを被験者や評価者に知らせない工夫であり、3 原則には含まれない。
- 5 交絡は、処理の効果と他の要因の効果が分離できなくなる状態のことで、原則ではなく避けるべき現象である。