検定 No.3統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)

難易度:易 計算問題 付表を別タブで開く

ある市では、市が運営する子育て支援アプリの市民の認知率がこれまで 40% とされていた。広報キャンペーンの後、市民 600 人を無作為に選んで調査したところ、276 人がこのアプリを知っていると回答した。

母比率を pp として、帰無仮説 H0:p=0.4H_0:p=0.4、対立仮説 H1:p≠0.4H_1:p\neq0.4 を正規近似によって検定する(連続修正は行わない)。標準誤差には帰無仮説のもとでの値を用いるとき、検定統計量 zz の値として最も近いものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。

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正解:5

標本比率は p^=276/600=0.46\hat{p}=276/600=0.46。帰無仮説のもとでの標準誤差は

p0(1−p0)n=0.4×0.6600=0.0004=0.02\sqrt{\frac{p_0(1-p_0)}{n}}=\sqrt{\frac{0.4\times0.6}{600}}=\sqrt{0.0004}=0.02

なので、

z=p^−p0p0(1−p0)/n=0.46−0.400.02=3.00z=\frac{\hat{p}-p_0}{\sqrt{p_0(1-p_0)/n}}=\frac{0.46-0.40}{0.02}=3.00

∣z∣=3.00>1.96|z|=3.00>1.96 より、有意水準 5% で H0H_0 は棄却され、認知率は 40% から変化したと判断できる。

誤答の選択肢について

  • 1 p0(1−p0)=0.24\sqrt{p_0(1-p_0)}=\sqrt{0.24} で割っており、nn で割るのを忘れています。
  • 2 度数で考えた (276−240)/{600×0.4×0.6}=36/144(276-240)/\{600\times0.4\times0.6\}=36/144 のように、標準偏差ではなく分散で割っています。
  • 3 両側 5% の棄却限界値です。検定統計量ではありません。
  • 4 標準誤差に標本比率 p^=0.46\hat{p}=0.46 を使った 0.46×0.54/600\sqrt{0.46\times0.54/600} で割っています。比率の検定では帰無仮説の p0p_0 を使います。

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