検定 No.7統計検定®2級 対策の練習問題(非公式・オリジナル)

難易度:標準 計算問題 付表を別タブで開く

2 種類の配合の飼料 A, B が、養殖魚の 1 か月間の体重増加量(g)に与える効果を比べたい。飼料 A で育てた魚から無作為に 7 匹、飼料 B で育てた魚から無作為に 9 匹を選んで体重増加量を測定したところ、次の結果を得た。ただし、標準偏差は不偏分散の正の平方根である。

飼料 匹数 標本平均 標準偏差
A 7 34.2 4.0
B 9 30.0 3.0

2 つの母集団はいずれも正規分布に従い、母分散は等しいと仮定する。母平均の差がないという帰無仮説を、プールした分散を用いる 2 標本 tt 検定で検定するときの tt 統計量の値として最も近いものを、次の 1〜5 のうちから一つ選べ。

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正解:3

まず、プールした分散(共通の母分散の推定値)を求める。

sp2=(n1−1)s12+(n2−1)s22n1+n2−2=6×16+8×914=16814=12s_p^2=\frac{(n_1-1)s_1^2+(n_2-1)s_2^2}{n_1+n_2-2}=\frac{6\times16+8\times9}{14}=\frac{168}{14}=12

標準誤差は

sp2(1n1+1n2)=12×1663≈1.746\sqrt{s_p^2\left(\frac{1}{n_1}+\frac{1}{n_2}\right)}=\sqrt{12\times\frac{16}{63}}\approx1.746

よって

t=34.2−30.01.746≈2.41t=\frac{34.2-30.0}{1.746}\approx2.41

自由度は 7+9−2=147+9-2=14 で、t0.025(14)=2.145t_{0.025}(14)=2.145 なので、∣t∣=2.41>2.145|t|=2.41>2.145 より有意水準 5% の両側検定で帰無仮説は棄却される。

誤答の選択肢について

  • 1 4.2/124.2/\sqrt{12} と、(1n1+1n2)\left(\frac{1}{n_1}+\frac{1}{n_2}\right) を掛け忘れています。
  • 2 プールせずに s12/n1+s22/n2\sqrt{s_1^2/n_1+s_2^2/n_2}(ウェルチの方法)で標準誤差を計算しています。母分散が等しいと仮定しているのでプールした分散を使います。
  • 4 プールした分散の分母を n1+n2−2=14n_1+n_2-2=14 ではなく n1+n2=16n_1+n_2=16 としています(168/16=10.5168/16=10.5)。
  • 5 分散ではなく標準偏差をそのまま重み付き平均しています((6×4+8×3)/14(6\times4+8\times3)/14)。

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